京漬物と聞いて千枚漬けを連想する方は多いはず。しば漬け、すぐきとならび京漬物を代表する、歯切れのよさとまろやかな味わいが魅力の千枚漬けは、お土産や贈答品としても人気です。

 聖護院かぶは、そんな千枚漬けを長年支え続けている京野菜。大きさは日本一といわれ、直径20センチ以上、重さ4キロになるというから驚きです。

 旬を迎える冬期、産地では早朝から収穫、出荷作業が始まります。きれいに水洗いされた聖護院かぶは、ふくよかな丸みと白く艶やかな表皮が目を引き、その美しさは関係者間で例えられる『畑の宝石』そのもの。

 篠産が食感、味ともに最高級といわれ、その秘密は盆地特有の昼夜の気温差、朝方の濃い霧にあるといわれています。

ショウゴインカブ[アブラナ科]
腰高の球形でどっしりとした、わが国では最大のかぶ。色白で肌が美しく、歯切れの良いのが特徴。甘みとかぶ特有の風味、芳香を持つ。この大きさを生かして千枚漬けにされるのが最も一般的だが、白身の魚ともよくあって、かぶら蒸し、鯛かぶら、煮物にもよく使われる。
(社)京のふるさと産品協会発行 「あなたに京野菜」より抜粋

亀岡市篠町は古くから野菜生産が盛んな地域であり、戦後まもなくの頃から、京都市内に京漬物・千枚漬けの原材料として聖護院かぶを供給し続ける、歴史のある産地です。
今後の課題としては、一般消費への販路開拓が挙がります。漬物加工業者には今以上の品質を維持しながら提供する一方、店頭での販売促進活動も積極的に行っています。また、平成19年に京のブランド産品として産地指定を受けました。

旬の時期 11月~2月
産地
お問合せ JA京都本店営農部
TEL.0771-22-6985
レシピ一覧
うなぎと賀茂なすのまぜごはん

菊花かぶ

聖護院かぶを使って手作りで迎えるお正月。
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賀茂なすの鶏ミンチはさみ揚げ

篠のべっぴん漬け

千枚漬けと違って下漬けが要らないですから簡単に作れますし、翌日からでも食べられます。
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賀茂なすの鶏ミンチはさみ揚げ

聖護院かぶのしそジュース漬け

手軽に料理でき、さっぱりとして美味しいです。
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賀茂なすの鶏ミンチはさみ揚げ

聖護院かぶのまるごとグラタン

とろけるような軟らかさとみずみずしさが和風食材とともにホワイトソースになじみ、ワンポイントの柚子みそとの味わいが絶妙です。
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賀茂なすの鶏ミンチはさみ揚げ

千枚漬け

京漬物のなかでも代表的な千枚漬けは、江戸時代末期に大膳職の大藤藤三郎という人が宮中の献立として考案したとされています。
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