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いきいき菜園生活

「小菊」の栽培について

2017年10月 Vol.187

1.挿し芽

挿し芽には、水はけのよい山土、川砂、パーライトなどを使います。育苗箱に挿し芽用の土を入れ、十分かん水します。挿し芽は、摘心後伸びた若い芽を長さ5~10㎝ぐらいで折りとり、下葉を2~3枚除き、長さをそろえ水揚げをします。発根促進剤を付けて、葉が触れあう程度(3㎝×4㎝ぐらい)の間隔で、品種毎にスジ条に挿します。挿し芽後十分かん水し、ビニールなどでトンネルをして湿度を確保するとともに、強い光が当たってしおれないように、遮光資材をトンネルの上にかけましょう。

2.定植

(1)定植準備

畝は幅120~130㎝に立てます。雑草の発生防止にマルチを使用する場合、土の湿りがある時に被覆しましょう。キクの根は水に長時間浸かると弱いので、排水が悪いほ場では高畝にします。

(2)定植

摘心栽培の場合、挿し芽から約1か月後(根が長すぎて老化苗にならないうちに)、株間10~15㎝、条間30㎝の2条植えにします。定植後十分かん水し、敷きわらをします。

3.管理

(1)摘心

摘心は、定植後活着して生長点が伸び始めたら、中心の生長点を摘みとります。摘心後、茎が多く立ってきたら、芽を1株当たり3~4本に整理します。残した茎が多過ぎると細くなるものがあるので、できるだけそろったものを残すようにしましょう。

(2)ネット張り

倒伏を防止するため、支柱を2mおきに立て、草丈が20㎝のころ15㎝角の4目のネットを張ります。ネットの両端は板などで固定し、生育にあわせてネットを上げていきます。

4.採花

採花は、朝または夕方の気温の低い時に行いましょう。切り前(咲き加減)は、用途に合わせて調整し、咲き過ぎにならないように注意しましょう。収穫後、下葉を落とし、長さをそろえて水揚げをします。雨などで濡れている場合は、葉や花を十分乾かし、蒸れて傷まないように注意してください。

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