JA京都

2006.09 Vol.54



 
7月中旬〜12月上旬
 
 

他の野菜に比べて利益率は良いと思います

 ここ曽我部町では、一般的に水稲の裏作として玉ねぎを栽培しています。連作障害もなく、またよぉ育つんですよ。ベト病にかかることはありますが、その時はJAさんの指導どおりにしておけば間違いないですわ。

 

  私は玉ねぎ作りを50年ほど続けていますが、昔と今とではその時々の作業は随分と変わったように感じます。例えば定植。昔はもっと寒かったので、定植したものの霜柱のせいでなかなか活着してくれず、その分作業期間も限られていました。それに比べて近頃は温暖なので10月から1月の長期にわたって定植作業ができます。そういう意味では今の方が玉ねぎ作りに向いているといえますね。

 

  玉ねぎは乾燥させることで、表皮はぱんぱんに張り、味も濃くなり、さらに長期の保存も可能になります。出荷は「土用の丑」を過ぎてから12月ごろまで続き、約半年間にわたって市場の値が一番良い時に出荷できるので、他の野菜に比べて利益率は良いと思います。市場の人からは好評ですし、どこに持っていっても「うまい!」と言ってもらえます。うちではよくサラダにして食べますが、あまぁておいしいですよ。

 

玉ねぎを束ねる際は“ふんどし”という特別な結び方で。こうすることで、玉ねぎは乾燥後も束から抜け落ちません。
 
●苗床土壌の消毒 ●は種 ●元肥の施用
●苗の定植
●追肥 ●追肥
●収穫
●玉ねぎを乾燥させる

●出荷
            ※土用の丑後
 

市場での評価は、兵庫県・淡路島産と並びトップクラス

 

 約50年前に曽我部町を中心に亀岡市内での本格的な個人生産が始まりました。現在は部会が無いため、個人による出荷が行われています。品種は「もみじ3号」で長期吊りによる貯蔵、実の詰まりに優れ、表面に光沢があるのも特徴です。栽培面積は約600アールで生産者数は約220人(※)。出荷先の京都市中央卸売市場では、全国的に有名な兵庫県・淡路島産と並びトップクラスの評価を得ており、有利に販売されています。生産者の高齢化が進んでいるため、府内有数の良質な産地をどう存続させていくかが今後の課題といえます。亀岡以外の主な産地は八木町。

 

※…部会が無いため概算です。


玉ねぎのココがすごい!

 

伴 みずほ
京都短期大学講師
(管理栄養士)

  玉ねぎはどこの家庭の台所にもある常備野菜。包丁を入れ始めると特有の香気成分アリシン(硫化アリル)が空気中に飛散し、目を刺激して涙を出させます(枕元に置けば不眠症改善に!)が、水に溶けやすく加熱すると非常に甘くなり、スープやソースによく利用されます。アリシンは生で食べると食欲増進や血栓予防が、調理すると他の食材のビタミンB1とアリチアミンとなり、糖質代謝を促進するため疲労回復に期待ができます。

 

  また、玉ねぎのケルセチン(ポリフェノール)は抗酸化活性が強く様々な生活習慣病予防効果が期待されており、脂質と同時に摂取すればケルセチンの吸収が高まります。そこでおすすめは玉ねぎ入りカレーです。カレーのスパイスであるウコンに含まれるクルクミン(ポリフェノール)とケルセチンとの組み合わせにより、がん予防の効果が高まります。

 

【キッチンエコ】 ●玉ねぎに芽がでてしまったら→→→水栽培で育てるとネギのようにいろんなお料理に使えて便利!


撮影協力:
ヒロコクッキングスクール

(西山寛子さん)
京の産品図鑑のおすすめ一品では料理風景をムービーでご覧頂けます。ムービー再生にはWindows Media Playerです。
インストールされていない方は下記のアイコンからダウンロードお願いいたします。
福知山市ヒロコクッキングスクールさん直伝

 

玉ねぎたっぷりドライカレー

 

●材料(4人分)
・合いびきミンチ 200g
・玉ねぎ 大1個(300g)
・にんにく大 1片
・干し椎茸 3〜4枚
(又はマッシュルーム50g)
・ ピーマン 2個
・ レーズン 大さじ山1
・ゆで卵 2個
・きゅうり 1本
・バター 大さじ山1
・カレー粉 大さじ山1
A(水1/2カップ、スープの素1個、塩小さじ2/3、ケチャップ大さじ2〜3、ウスターソース大さじ1、ローリエ1枚、コショウ少々)
B(酢大さじ1、さとう大さじ1/2、塩小さじ1/3、タイムやコショウ、又はピクルススパイス)
C(米3合、バター大さじ1、スープの素1個、ローリエ)

 

●作り方

(1) 玉ねぎ、にんにく、干し椎茸、ピーマンはそれぞれみじん切り、レーズンはさっと湯通しして、あらみじんに切る。
(2) ゆで卵は卵白のみ乾いたまな板でみじん切りにし、卵黄はつぶして合わせる。
(3) きゅうりは輪切りにしたあと、塩少々してやわらかくし、Bと合わせて簡単ピクルスを作る。
(4) 米は洗って30分以上置き、残りのCといつもの水加減で炊飯器にセットし、簡単バターライスを炊いておく。
(5) 中華鍋にバター、にんにくを入れてゆっくり炒め、にんにくの香りが出てきたら玉ねぎを加えて軽く炒め、次にミンチを加えてポロポロになるまで炒める。椎茸、ピーマンも加え炒める。
(6) (5)にカレー粉を加え、香りが出るまで炒め、Aを加えて汁気が少なくなるまで混ぜながら煮詰め、レーズンを加えて味を整える。
(7) 皿に広げるようにバターライスを盛り、(6)をかけ(2)、(3)を次々重ねて盛り付ける。

 

ひとくちメモ
 玉ねぎに含まれる硫化アリルは血液サラサラ効果のある一方で、切るときに涙が出る原因となります。水に濡らしたり、冷やしてからみじん切りにすると、目の痛みが少なくなります。
  カレー粉は炒めてから煮込むと香り良く、15分ぐらいで出来上がります。ゆで卵やピクルス味のきゅうりのトッピングは味も彩りも良く、バターやスープの素を入れて炊くだけのお手軽バターライスでいただくとおいしさがひときわ引き立ちます。
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