「太ネギ」の栽培について

2017.02 Vol.178


栽培特性

 

京都特産の葉ネギで、やわらかく品質にすぐれます。
主に緑色の葉を利用しますが、葉鞘部※も利用できます。
草丈は60cmで、3〜5本に分けつします。
※葉が枝分かれしている分岐部を境に分岐部より下の部分。

  

【3月下旬】種まき

 

種まき床はあらかじめ十分に湿らせておき、幅15cmを目安に筋まきします。5mm程度の覆土をし、軽く押さえます。種まき後十分水やりし、高温乾燥時にはもみ殻や寒冷紗などをかけて乾燥を防ぎます。
発芽後、込み合ったところを順次間引きます。

 

栽培環境・土作り

 

ネギは湿害を受けやすいので、水はけのよい畑を選びます。
植え付けの2週間以上前に1m2当たり苦土石灰120〜150g、1週間前までに完熟堆肥約3kgと有機配合肥料100g程度を施します。ネギは栽培期間が長いので、緩効性肥料を主体にします。畝幅90〜100cmに深さ20〜30cm、幅15cmを目安として溝を掘ります。溝に堆肥と肥料を入れ、10cmぐらい土をかぶせます。

※鍬幅の深い溝を掘り、掘り上げた土は片側に積み上げる
※ネギは酸性土壌を嫌うので、必ず石灰を入れる
 

【6〜7月中下旬】植え付け

 

草丈20〜30cmの苗を株間は20cm程度とり、1か所に4〜6本植え付けます。
 
※植え溝の深さは20?、株間を約20?あけて4〜6本をまとめて植えつける

 

管理のポイント

 
苗をそのまま植え付ける方法や、15〜20cm程度に切り詰めて植える方法、苗を掘りとり葉が枯れた状態で植え付ける方法(干しネギ栽培)があります。一般的に干しネギ栽培では生育および分けつが旺盛で多収となります。しおれた葉身部分は植え付けの際に葉先を切り詰めて約15cmの長さにすると、植え付け作業もやりやすく、新葉の発生もよくなります。干しネギ栽培をする場合は苗を購入することで種まきを省くこともできます。

 

病害虫・生理障害

 
さび病は、葉に橙色の小斑点が生じます。春から秋に発生し、夏の被害は少ないです。肥料切れや窒素過多で多発します。病葉は切りとり、持ち出しておきます。ネギだけでなく、タマネギ、ニラ、ニンニク、ラッキョウなどのユリ科作物の連作は避けます。アザミウマ(スリップス)は高温・乾燥のときに多発します。畑が乾燥している場合は、水やりをすると発生が少なくなります。
 

【11月上旬〜】収穫

 

草丈60〜70cmを目安に随時掘りとります。
 
※株わきの土を掘り上げ、軟白部を掘り出してから引き抜く





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