JA京都

2006.01 Vol.46
 
黒大豆
 今や、「丹波といえば黒豆、黒豆といえば丹波」と容易に連想されるほど、その知名度が全国区の黒大豆。
  JA京都管内で出荷される品種は「新丹波黒大豆」で、大粒で味も良いことから市場でも高い評価を得ています。一大産地、京丹波町で収穫された黒大豆が京都市内の小売店へ卸されるまでの流通をレポートします。
 
張りのある表皮をうっすらと
覆う粉が、良質の黒大豆の証し。
丹波産のそれは美しささえ感じられます。

 
京都市内への流通経路
12/5  収穫(1)    
  屋外、ハウス内で乾燥後、脱粒機、選別機、手選りを経て出荷(約2週間)  
     
12/25 
JA京都丹波支店(2)  
  選別機にかけ、サイズや秀・優・良品ごとに袋詰め  
  (情報)  
  JA全農京都(3)  
  トレーサビリティによる商品に関する情報
   
12/26 小売店(4)    
  商品自体は産地から直接入荷  
     
12/26 消費者(5)    
  
 
1.生産者
 
農業公社さんから機械を借りるようになってからは、播種や土寄せが随分と楽になりました。100メートルもある畝でも機械ならスカーン!っときれいにできますし、25アールほどの畑なら1時間もあれば仕事は終わりますな。また、夏場のラジコンヘリによる消毒もえらい助かっています。趣味の旅行に行った時は、旅先でも「丹波の黒豆」という言葉をよく聞きます。作り手としては気分ええですが、反面、責任も感じますな。コクがあって粒の大きいことが特長で、またどんな料理とも相性が良いので、一度食べてみてくださいよ。
※(財)丹波ふるさと振興公社さん

37年間のサラリーマン生活を経て、平成14年に就農した小森さん。現在は主に黒大豆(40アール)と水稲(31アール)を栽培しています。また、自家用の野菜は、同町内の「丹波高原朝採り野菜市」に出荷しています。
 
収穫後はハウス内で水分値約19%にまで乾燥させます。
 
 
 
2.JA京都丹波支店生産課
京丹波町(旧丹波町)における黒大豆の歴史は昭和30年代、町内の鎌倉地区での栽培が始まりといわれています。以降、栽培面積が拡大され、現在では京丹波町を代表する特産品になっています。
生産者の徹底した品質管理のおかげもあり、京丹波町産の黒大豆は卸先、消費者からも高い評価をいただいています。ただ、そういった中でも生産者の高齢化は深刻な問題です。できるだけ早く機械化への移行をすすめて、省力化に努めなくてはと思っています。また今の時代、できる限りのことをしないと消費者からの信頼は得られません。そのため、各地区に栽培管理研修として指導に出向いたり、2年前からは黒大豆の栽培履歴も記録するようにしています。
JA京都丹波支店
生産課営農指導係
堀井 俊輔
JA京都丹波支店の黒大豆に関するデータ(平成16年度※)
■出荷量/約7トン
■売上/1360万円
■栽培面積/38ヘクタール
■生産者数/約200人
※一昨年の台風23号による被害のため数字は落ち込んでいますが、例年の計画では出荷量は40トン、売上は5600万円となっています。
  虫食い等を除く「風選機」、扁平を除く「ロール選別機」、サイズごとに選別する「粒選機」を経て袋詰めされていきます。

 
3.JA全農京都
 
主な業務内容は、京都府下で生産された農畜産物の市場への流通と販売、また、生産者に必要な肥料や機械、生活資材等の商品の提供です。そして平成15年からは全国に先駆けて米のトレーサビリティを開始。現在は開示品目が追加されるなどのシステムの充実が図られています。
■ホームページ/http://www.kt.zennoh.or.jp/
 
JA全農京都では、JA京都からの委託を受けた全量を販売しています。京都産新丹波黒は大粒で品質もよく実需者等から丹波地方特産の黒大豆として高い評価を得ています。また黒大豆はその効用から用途が拡大しており、正月用の煮豆だけでなく年間を通じた幅広い需要へと変わってきています。そのため実需者等からは栽培暦にもとづく栽培と栽培履歴の記帳による安全・安心で高品質な京都産黒大豆の生産拡大を求める声が高まっています。

 

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