JA京都

2005.10 Vol.43
 
ケイトウ
最近では観賞用としてもニーズのあるケイトウを追跡レポートします。
  種類はトサカ系や羽毛ケイトウなどがありますが、今回追跡するのはトサカ系の「有明」と「ゴールド」です。
  京丹後市峰山町で収穫されたケイトウが京都市内の花屋へ卸されるまでの流通を紹介します。
 
京都市内への流通経路
10/14 収穫・出荷(1)
10/14 JA京都峰山支店生産課
     (23時発)(2)
10/15 京都生花株式会社・
     セリ(深夜3時着))(3)
10/15 中卸・小売(4)
10/15 消費者(5)
  
 
1.生産農家(徳田さん夫妻)
 
JA京都さんから購入した苗を定植するところから始まります。ケイトウを作っていて一番感動するのは、ちょうどこの時期、畑一面に花が咲く時やねぇ。赤や黄色が映えて、そりゃ「わぁ〜!」って感じですわ。いったん収穫が始まると大忙しで、いつまでも眺めてはいられませんがね(笑)。部会の会員さんはいつでも募集中です。他の作物に比べて利益率は高い方なので、定年退職して「何しようかぁ〜」いう人がおったら、是非、一緒にやっていきたいですな。

京丹後市峰山町鱒留
徳田 徳次さん、キミ子さん夫妻

平成11年からケイトウを栽培している徳田さん夫妻。徳次さんは峰山ケイトウ部会長も務めています。手がけているケイトウの品種は、鮮紅色の「麗炎」と黄色の「ゴールド」、ピンクの「有明」の3種で、いずれも自宅近くの20アールの転作田を利用して栽培しています。
茎の長さが65センチ以上、花冠がしっかりとしてくれば収穫の合図。ピークには朝5時から夕方まで作業が続きます。
 
 
2.JA京都峰山支店生産課
京丹後市峰山町にケイトウ部会が発足したのは平成元年のこと。火・木・日曜日の出荷日には、集荷場でJA京都職員の立ち会いのもと、生産者同士による徹底した検品が行われています。
野菜と違って花はどうしても見た目が勝負ですので、しおれたり変色を防ぐために、生産者には収穫後の水あげを徹底してもらっています。秀・優に加えて、花ならではの規格に「石化」があります。茎が平らなもので、生け花などの観賞用に需要があります。大阪の和泉市や徳島の相生町が一大産地ですが、峰山のケイトウも品質的には負けていません。生産者の後継者不足を解消するためにも、ケイトウ作りを広く呼びかけていこうと思っています。
 JA京都峰山支店生産課営農指導係長
西垣 一雄
本年から生産者の個選による出荷に移行したため、集荷場での検品はよりシビアに行われます。
JA京都峰山支店の
ケイトウに関するデータ(平成17年度)
■生産者数/9名
■栽培面積/69アール
■出荷本数(計画)/22万4,000本※
■販売計画/560万円
※…10月2日現在・24万7,000本出荷
当日は、9名の生産者のうち5名が出荷、検品を行いました。  

 
3.京都生花株式会社
 
京都生花株式会社
営業部・主任
杉本 昌紀さん
セリ方法は「機械ゼリ」です。中卸や買参人は、大型モニターを見ながら、手元の番号スイッチを押し、目当ての花を落としていきます。
昨年、右京区西大路から伏見区深草の(株)京都市花き総合流通センター内に移転営業。また2年前からはインターネット上での買参人とセリ人との相対取引(入荷予定の照会、事前予約なども含む)が可能な「花きネット」システムを導入しています。
■ホームページ/http://www.kyotoseika.co.jp/
 
市場に出入りする6割強の中卸や買参人の方に「花きネット」を利用してもらっています。「必要なものを必要なだけ」という方には便利なシステムですし、当社では配達までさせてもらっています。ケイトウの一番の需要期である盆と彼岸前に品質の良いものがどれだけ集荷されてくるかが気になるところです。過去には冷夏や台風の影響で品薄の年もありましたからね。これからは出荷量が気候や天候に左右されない工夫も必要ではないでしょうか。

 
  セリに関する情報は、すべてパソコンで管理。また、昨年にリニューアルオープンしたばかりなので、設備も新品同様です。

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