JA京都

2008.11 Vol.80

44 芋あんのよもぎもち
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 おもちをよく作るという川戸家の秋らしい一品です。見た目にも色鮮やかで美しく、素朴でほっとする味わい。春にハマヨモギの新芽を摘み、年中使えるよう冷凍してあります。知代子さんによるとヤマヨモギに比べて色が美しく、ほどよい粘りがあるそうです。

 

 「おじいさんも子どもらぁももちが好きだったし、1週間に1ぺんだかいうほど作った年もありました。秋には掘りたてのサツマイモであんを作ります。蒸して砂糖を※入れしゃあええでぇ、普通のあんより楽ですよ」。

 

 川戸家はカボチャの採種農家ということもあって、あんはカボチャで作ることもあります。

 

 「子どもらぁは、カボチャの炊いたんは食べんけど、コロッケとドーナツが好きなんだぁや。皿いっぱい作っても晩には無くなっとります」。

 

 子どもの頃に食べたおやつの思い出をたずねると、「母はほうれん草やニンジンを入れたドーナツ型の大きな蒸しパンをよう作ってくれましたね。学校から帰ると置いてあって、6人兄弟で分けて食べました」と知代子さん。現在はお孫さんのためにおもちなど、おやつをよく手作りします。

 

※入れさえすればいいので

 

京丹後市丹後町乗原
川戸 知代子さん
昭和33年に同市内から川戸家へ嫁ぐ。趣味は家庭菜園、料理、手芸。JA京都丹後地区女性部員で総会には毎年、おこわやゆるごもちなどを作って出品している。
 
川戸家の芋あんのよもぎもち

材料(約50個分)
もち米(新羽二重)1升、ハマヨモギ(湯がいたもの)500g、サツマイモ1kg、砂糖300g(芋あんの甘みは好みで調整する)、栗100g

作り方
【1】もち米は新米なら1晩か1日、古米なら2日ほど水に浸けておく。
【2】ヨモギはフードプロセッサーにかけ、栗は蒸して細かく刻んでおく。
【3】もち米を水切りし、1時間ほど蒸し、もちつき機でついて、ほとんどつけてしまってからヨモギを入れる。
【4】【3】の間にサツマイモを蒸してつぶし、鍋に移して砂糖を入れ、中火で練ってあんを作る。さらに、【2】の栗を混ぜ、もちに包みやすいよう等分しておく。
【5】もちがつき上がったらあんを包む。

 
・もちをつく時に、片栗粉と砂糖を湯で溶いたものをどんぶり1杯ほど入れると固くなりにくい。
・あんを包む時に打ち粉を一緒に包まないように。
 
プリンタ出力用画面


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