JA京都

2008.09 Vol.78

42 魚のミンチカツ
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 引き網漁船の網元のおかみさんとして岡田家を支える紀史代さん。夜中に出港して帰港するのは翌々朝という過酷な松葉ガニ漁から戻ってきた息子さんと乗組員を、お嫁さんと一緒に用意した手作りの料理で迎えます。

 

 「食事を取らずに漁港へ戻って来るのでセリ場へお弁当を届けるんです。巻きずしやとん汁を作ったり、パンやケーキを焼いたり。寒い時期ですので冷めないよう、なるべく帰ってくる時間に合わせて持っていきます」。

 

 普段から肉よりも自家製の野菜や魚が中心の食生活ですが、特に底引き網の漁期にはとれたての魚のお造りや焼き魚、煮魚などが食卓にのぼります。今回ご紹介するミンチカツも岡田家の定番。初夏ならトビウオ、初秋には沖ギスで作ります。

 

  「我が家の魚があるのは9月から5月ですが、休漁期でもセリ場で魚屋さんに頼んで箱買いしています」。

 

 新鮮な魚がふんだんにあってこその料理ですが、冷凍ものでも生臭さは気になりません。パン粉をつけずに焼けばハンバーグにも。こんなメニューなら、魚嫌いのお子さんも喜んで食べそうですね。

京丹後市網野町浅茂川
岡田 紀史代さん
昭和43年に同町内から岡田家へ嫁ぐ。JA京都の女性部に所属。家庭菜園をしながら料理・お菓子作り・洋裁・着付けなど趣味を生かし多忙な毎日を過ごす。そのかたわら網野町漁協婦人部として活動し、平成12年には浅茂川周辺を会場に開催された「全国豊かな海づくり大会」に携わった。
 
5歳になるお孫さんと毎朝、家の近くにある畑へ出掛けるのが日課。お孫さんはおばあちゃんが作った野菜と魚料理が大好きです。
 
岡田家の魚のミンチカツ

材料(1人2個で4人分)
トビウオ8尾、タマネギ小1個、ピーマン2個、ニンジン1/2本、塩小さじ1弱、こしょう少々
小麦粉、卵、パン粉、揚げ油 各適量

作り方
【1】野菜を細かく刻む。
【2】トビウオを3枚におろし、塩を振ってから包丁でたたいてミンチ状にする。骨に付いている身もスプーン等でそぎとる。
【3】ハンバーグを作る要領で、野菜とミンチをこねる。
【4】8等分して形を整え、小麦粉、卵、パン粉の順につける。
【5】油を熱して中火で揚げる。

 
魚をたたく時に塩をまぜることで、まとまりやすくなる。
 
岡田家の魚のつみれ汁

材料
トビウオのつみれ、昆布、モズク、うす口しょう油

作り方
【1】昆布で出汁をとる。
【2】ふっとうした出汁の中につみれを入れる。
【3】つみれが浮いてきたら火を止める。
【4】うす口しょうゆで味を調える。
【5】器につみれ汁をそそぎ、モズクを入れる。


 
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