JA京都

2008.08 Vol.77

41 柏もち
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 春枝さんは老人会の花見には桜もち、総会には大福、上粟野の「さのぼり」には柏もちを作って配ります。小学校の先生だったご主人の初めての教え子11人がこの7月に泊まりに来た時にも、柏もちでもてなしました。

 

  「昔、お母さんにしてもらったようなことを思い出してもらおうと思って、まず、自家製のお茶と柏もちとを『好きなだけ食べ』言うていっぱい出したんよ。ほしたら、田舎へ帰ってきた感じがすると喜んでくれました」。

 

  和知の特産品作りなど食に関する様々な活動に携わるようになったきっかけは、10年間にわたる在宅介護の経験にありました。春枝さんが33歳の頃、お姑さんが脳こうそくで半身不随になったのです。

 

  「天井を見て暮らしとるから、せめて、おいしいもん食べてほしいなぁと思って、義母が好きなものを『どうやって作ったらよいんや?』と聞いては作りました。なかでも、おもちは好きでしたねぇ。介護は大変でしたが、それがいろんな面に広がって今の私があるような気がします」。

 

  春枝さんのおもちには、誰かを喜ばせたいという気持ちが包み込まれています。

 

 

京丹波町上粟野
梅原 春枝さん
昭和27年に同町内から梅原家へ嫁ぐ。昭和63年から平成20年3月まで集落営農と特産品加工に従事。昭和60年、京都府農林漁業祭実行委員会のふるさと自慢・加工食品コンクールにおいて「和知黒豆しぼり」で金賞を受賞。平成5年、「京のおふくろ名人」に認定される。
 
春枝さんが作った野菜。
梅原家の柏もち

材料(20個分)
柏葉20 枚(水につけておく)、米粉2と1/2 カップ、もち米粉1/2 カップ、小麦粉1/2 カップ、熱湯1と1/2 カップ、砂糖1/4カップ、塩少々、こしあん20 個(俵型に丸めておく)

作り方
【1】米粉・もち米粉・小麦粉・砂糖・塩少々を合わせ、熱湯を入れてよくこねる。
【2】生地を20等分する。
【3】手水をつけながら生地を円形にのばしてあんを包み、さらに柏葉で包む。
【4】20〜30分蒸す。
【5】蒸しあがったらうちわなどであおいで冷ます。

米粉・もち米粉・小麦粉の配分により、柏葉につかないもちができる。
 
【1】幕末生まれの大姑さんから受け継いでいるという木製の鉢。新調したものより、しっくり手になじむのだそうです。
 
【3】
 
 
梅原家のちりめん山椒

材料
ちりめんじゃこ200g、山椒70〜100 g(さっと湯がいて冷凍したもの)
調味料[酒100cc、みりん100cc、しょう油60〜70cc、砂糖大さじ1]

作り方
【1】調味料を混ぜ合わせる。
【2】【1】のうち120 ccと山椒を鍋などに入れ、弱火でよく煮る。
【3】煮汁がなくなったら残りの調味料を加えて煮立てる。
【4】【3】にちりめんじゃこを入れて煮汁が無くなるまでよく煮つめる。



 
 
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