JA京都

2008.06 Vol.75

39 三色おはぎ
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 来客をもてなすことが大好きという京子さん。訪問の連絡が入ると、その電話中にも料理のメニューを考えて上の空になってしまうそうです。

 

 「何月何日に行くからと聞くとすぐに、あれとこれを食べてもらいたい〜って思うんですよ。お客さんにも、つい、お皿出してなどと頼んでしまいますが、しゃべりもって一緒に作るのも楽しんでもらっているようで、この家に来るとゆっくりできると言われます」。

 

 美山で『おはぎ名人』として有名な京子さんは、法事用などに作ってほしいと頼まれることも少なくありません。

 

 「おはぎ作りは手間やて言わはるけど、私は好きやから何ちゅうことありません。姑さんから受け継いだ厚手の鍋で一日かけてあんを炊きます。義母もお彼岸やお盆前やいうたら大〜きいぼたもちを作ってはそこらじゅうに配っていましたねぇ」。

 

 ある時、お嫁さんがお土産におはぎを買って帰ろうとすると、息子さんは「そんなん要らへん。おふくろの方がうまいから」と言ったとか。おふくろの味は、どこのお店を探しても買うことのできない家宝のようです。

 

 

左から三色おはぎ、白もち、黒豆すし。白もちは山の神を祭る「山の口」(山の口講)に作られる郷土料理です。ラベルも京子さんのお手製です。

 

南丹市美山町鶴ヶ岡
大矢 京子さん
昭和33年に同市内から大矢家へ嫁ぐ。JA京都美山支店女性部OB会代表。JA京都の養成講座に通いヘルパーの資格を取得した。「子ども見守り隊」など様々なボランティア活動に参加している。趣味は日舞など踊り全般。
大矢家の三色おはぎ

材料(50コ分)
もち米7合、うるち米3合、砂糖大さじ2、塩小さじ2、きな粉50g、青のり20g、つぶあんまたはこしあん適量(小豆8合分)

作り方
【1】前日までにあんを炊いておく。
【2】普通の水加減で、砂糖・塩を加えて米を炊く。
【3】炊き上がったごはんをすりこぎでついてつぶす。
【4】【3】を人肌ぐらいの温度まで冷ます間に、きなこと青のりの中身用にあんをまるめておく。
【5】ごはんを丸めたものにあんをまぶし、ふきんで形を整える。きなこ・青のりは、ごはんであんを包み、きなこ、青のり等をそれぞれまぶす。

 
・ごはんは粘り気が出るまでつぶすが、少し粒が残るくらいがよい。
・ごはんを炊く時に砂糖と塩を入れると冷めても固くなりにくい。
 
プリンタ出力用画面


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