JA京都

2008.05 Vol.74

38 ピリ辛こんにゃく
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 お弁当作りに頭の痛い、これからの季節に役立ちそうなお総菜です。野外での仕事に従事されているご主人には傷みにくいもの、夜勤のある娘さんには胃に負担の少ないものと、家族の健康を考える美代子さんのお弁当にはこのようなおかずが定番です。

 

 「からいりすれば傷みにくいですし、冷めても味が変わりませんから、お弁当にぴったりです。辛味が効いていますのでごはんがすすみますよ」。

 

 材料のこんにゃくは自作の芋と奥山の清水、炭酸ナトリウムのみで手作りしたもので、ご自身が管理する食事処「あそび石」の料理にも使います。

 

 「生芋こんにゃくは独特の香りと食感があります。小さい頃に母が作る姿を見て育ちましたので、製法や仕上がり具合などは分かっていました。昔はお風呂をたいた後にできる炭を七厘に入れてコトコト炊いたので、よく煮含めたものをよばれていましたねぇ」。

 

 店舗のある奥山周辺では、現在でもこんにゃくを作る家庭が珍しくないそうです。『食』に手間をかけなくても済むようになった現代でも、美代子さんの周辺には昔ながらの味が受け継がれています。

 

 

「あそび石」のこんにゃく(白、青のり、ゆずの3種)とおもちは、「久美浜百珍」※に認定されています。
※久美浜百珍
先人より受け継いできた様々な遺産、私たちが創り出した“久美浜の自慢の種”を「久美浜百珍」に認定し、皆さまにお伝えしています。(公式サイトより引用)

 

京丹後市久美浜町永留
石田 美代子さん
昭和49年に同市内から石田家へ嫁ぐ。約20年間、ご主人とともに地質調査・水道工事等の仕事に従事する。平成17年より、奥山自然たいけん公園の茶屋「あそび石」の指定管理者となり、調理も担当している。
 
石田家のピリ辛こんにゃく

材料(4人分)
こんにゃく2枚、ニンジン・ピーマンなど適量(彩り用)、ごま油大さじ1、トウガラシ3本、砂糖・しょう油・酒各適量

作り方
【1】彩り用のニンジンとピーマンを細切りにし、湯がいておく。
【2】こんにゃくを湯がいて水を切る。
【3】こんにゃくを斜め切りにして、2cm角位に切る。
【4】トウガラシの種を取り、細かく刻む。
【5】鍋にゴマ油を入れ、トウガラシを炒める。
【6】【5】にこんにゃくを加え、からいりする。
【7】油がなじんだら好みの分量の砂糖・しょう油、酒で味を付ける。
【8】【1】の茹で野菜とともに盛り付ける。

 
こんにゃくの下ごしらえとして、汁気が無くなるまでしっかりからいりすること。
 
石田家の田楽こんにゃく

材料
こんにゃく2枚、だし汁(薄め)、ゴマ適量
[田楽みそ]みそ120 g、砂糖大さじ3、みりん少々、酒少々

作り方
【1】田楽みその材料を弱火でゆっくり練り合わせる。
【2】こんにゃくは湯がいてから、ひたひたのだし汁でゆっくり煮る。
【3】こんにゃくにみそを塗り、最後にゴマをふる。
 
 
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