JA京都

2007.12 Vol.69

33 坊ちゃんかぼちゃの鶏あんかけ
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 寒い季節にうれしいあんかけ料理です。あんの保温力に加え、体を温める食材として知られるカボチャを使うのでいっそうポカポカになりそうです。

 

 「お父さんの体のためにも滑らかで柔らかいものがよいし、私もあんかけ料理が大好きなんで、何でも細こうに切ってかたくり粉でとろみをつけて、ズイキ芋やカブラなんかにトロ〜ッとかけます。東京に居る娘も『炊いたカボチャにあんをかけて食べるよ〜』言うてました」。

 

 仕事のために家を離れての生活が長かった畑さんご夫妻が大江山のふもと、与謝で再び本格的に暮らし始めたのは数年前のこと。念願の畑仕事を楽しもうと敷地の一部を少しずつ開墾しました。

 

 「退職して帰ってきた年に近所の人から坊ちゃんかぼちゃを頂いたんですが、ずいぶんおいしいのと、扱いやすくて早く炊けるし、二人暮らしにちょうどいいわぁと思ってね。今年は2本の苗から10個ほどしか取れんかったけど、来年は人様にあげられるくらいたくさん作れたらよいなぁ」。

 

 ご主人の健康を気遣う和子さんのあんかけ料理は心まで温まりそうな味でした。

 

与謝野町与謝
畑 和子さん
昭和31年に同町内から勢畑家へ嫁ぐ。昭和57年から8年半、大江山憩いの広場・双峰公園の初代所長を務めたご主人と共に山中で生活。その後、福知山成美高等学校の用務員も夫妻で務めた。一番の趣味はグラウンド・ゴルフ。
 
畑家の坊ちゃんかぼちゃの鶏あんかけ

材料(2人分)
坊ちゃんかぼちゃ2個、鶏ささみ100g、だし汁1/2カップ、砂糖大さじ2、しょう油大さじ1杯半、かたくり粉大さじ1(大さじ1強の水で溶く)

作り方
【1】カボチャのヘタを多めに切り落とし、種を取り除く。ヘタの部分は皮のまま7mmくらいの角切りにし、ゆでておく。
【2】蒸し器で【1】のカボチャを約13分間蒸す。
【3】ささみのスジを抜き、ミンチ状になるまで包丁で叩く。
【4】鍋にだし汁・砂糖・しょう油を入れて火にかけ、沸いてきたら鍋を火から離して鶏ミンチを入れる。
【5】鶏ミンチがほぐれたらコンロに戻し、強火にする。アクが中心に集まってくるので一発で取る。
【6】【1】でゆでた角切りのカボチャを【5】に入れ、味を浸み込ませる。
【7】【6】に水溶きかたくり粉でとろみをつけ、蒸しあがったカボチャに詰める。
 

 
・ミンチでも良いが、ささみを叩いた方が味は良い。
・だし汁を火にかけたまま鶏ミンチを入れると団子状になりやすいので、陸(おか)まぜをする。
・坊ちゃんかぼちゃは小さめで一人1個。大きめの場合は取り分けしやすいよう十文字に切り目を入れる。
 
プリンタ出力用画面


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