JA京都

2007.09 Vol.66

30 うずら豆の煮豆
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 お弁当に彩りを添え、箸休めにもなる煮豆は、食生活のバランスを保つのに欠かせない副菜の一つです。

 

  「実家でもうずら豆を作っていましたし、嫁いでからもおしゅうとめさんが『こうして炊くだで』言うて教えておくれたしねぇ。日常よう食べますけど、お客ごとにもお寿司や茶わん蒸しなど他の料理と一緒に必ずあらんなん料理でした。気をもんですると固い豆になるだし、ゆったりした時に煮るとちょうどええ加減になります。簡単なようですけど、混ぜ具合と豆のつぶし具合にコツがあるんです」。

 

  安達家ではこの煮豆に春はエンドウ、秋は茹でクリを加えて変化をつけ、食べ飽きればこしあんにしておはぎやようかんに、小豆が取れない年はおこわにも使います。

 

  家の前の畑には豆だけでなく、ゴーヤーやソバなど様々な作物が植えられています。みね子さんが育てる、4家族・14人分の野菜です。

 

  「娘が幼い頃に大病を患いまして、必ず健康にしてやろうと思って、自家製の野菜で一生懸命に食事作りに励みました。おかげさんで、勤め先の健康診断で健康優良者として褒美をもらい、『お母ちゃんありがとう』と言うてくれました。どんなに賢くてもお金があっても、健康に勝るものはありませんね」。

 

  安達家の煮豆は家族の健康を守るおふくろの味でした。

 

 

京丹後市大宮町久住
安達みね子さん
昭和43年に同市弥栄町から安達家へ嫁ぐ。趣味は短歌と花づくり、刺しゅうやかぎ針編みなどの手芸。家庭菜園にも四季折々の花を植えている。農業に従事するかたわらバレーボールクラブでも活躍した。
 
安達家のうずら豆の煮豆

材料
うずら豆2カップ、水700〜800cc、
A[砂糖大さじ6、塩小さじ1/2]

作り方
【1】豆はたっぷりの水に半日位浸してから水をきる。
【2】【1】の豆に分量の水を加えて中火(豆が踊らないくらいの火力)で煮る。水が少なくなったら差し水をする。
【3】豆がつぶれる位まで煮て、ゆで汁は捨てる。
【4】鍋に【3】の豆とAを入れ、軽く混ぜてから中火で焦げないように、また、あんこが出来るように豆を少しつぶし、時々混ぜながら煮る。煮汁がなくなったら火を止める。
【5】鍋の中で豆を形よくひとまとめにして、豆が冷めるまで鍋のふたをしておく。
【2】
05
【3】
05
【4】
豆は時間をかけて水に浸すこと。
・豆を指で押さえてつぶれるくらいの柔らかさになるまで煮る。
・出来上がったら冷めるまで鍋のふたをしておくこと(煮豆の水分を逃さないために)。
プリンタ出力用画面


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