JA京都

2007.07 Vol.64

28 三色おはぎ
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 糸井家の冷凍庫には旬の豆類や果物で手作りしたあんやジャムがたくさんストックされています。それは、何かしら人が集まる時にロールケーキなどのお菓子を手早く作って配るため。「三色おはぎ」もそんなメニューの一つで、一般的な小豆あんときな粉に加え、ご主人が育てたソラマメやエンドウマメを炊いたあんでも作ります。

 

 「実家の祖母は大〜きなおはぎをまつぶた※にようけ作ったんです。大きな鍋にあんこ炊いてねぇ。ごはんを適当にまるめてはポンッとその鍋に投げなるんに、私らがあんこをひっつけたんですわ。私は見た目を上品にしたいので一つずつ計って小ぶりに仕上げます。もちは1個40グラムぐらいですが、きな粉はあんで包まない分多めにすると大きさがそろいますよ」。

 

 芙佐子さんは、嫁いだばかりの頃から何か事には呉服店を営むご主人の実家に行き、食事の用意を引き受けて来ました。

 

 「祖母も母もわりに料理が好きでしたし、私も苦になりません。母に言われたんは『料理家さんの高い料理もご馳走かもしれんけど、見た目は悪ても愛情を込めて、字の通り走り回るくらい手間ひまかけたんがご馳走や』ということです。母は88歳になってますけど、今でも出来合いのもんは買わんの」。

 

 おふくろの味共通のレシピは“心を込めて作ること”なのかもしれませんね。

 

※まつぶた…浅い木箱

 

 

与謝野町男山
糸井芙佐子さん
昭和44年に同町内から糸井家へ嫁ぐ。平成4年に特産品の加工グループ「えぷろんおばさん」を結成し、その一員としてしそ茶をはじめパウンドケーキや揚げクッキーなどを作る。趣味は料理・琴・家庭菜園など。
 
学校給食にも利用されている、「やたら」(青じそのふりかけ)を使った洋風巻きずしもご用意くださいました。
糸井家の三色おはぎ

材料(1人前3色×4人分)
もち米2合、酒大さじ1、塩少々、小豆こしあん280g、ソラマメのこしあん200g、きな粉10g

作り方
【1】もち米を洗い、2〜3時間水につけ、控えめの水量で酒と塩を入れて炊く。
【2】けたらすりこぎでつぶし、3:2に分け、多い方を8個に、少ない方を4個に分けて丸める。
【3】小豆のあんを50g4個、20g4個、ソラマメあんを50g4個に分けておく。
【4】それぞれのあんをラップに広げ、丸めたもちを包み、形を整える。大きめのもち4個は小豆あん20gを包み、きな粉をまぶす。

 

ソラマメあんの作り方

材料(出来上がり約200g)
さやから出したソラマメ250g、砂糖35〜50g、塩少々、水25cc

作り方
【1】お湯を沸かした鍋に塩を入れ、さやから出したそら豆を柔らかく茹でる。
【2】柔らかくなったら皮をむき、スピードカッターにかけてつぶす。
【3】ペースト状になったソラマメに水と砂糖を2〜3回に分けて入れ、練り上げる。
・ごはんは軟らかくなりすぎないよう控えめの水量で炊くこと。

 

 

 

 

 

 

 

 


 
 
・ソラマメはゆで上げてすぐに冷水にとることで色鮮やかになる。
 
プリンタ出力用画面


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