JA京都

2007.04 Vol.61

25 五色きんぴら
母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。



 馬場家の五色きんぴらのルーツは、実家のお祖母さんの「天竺煎り」という、ゴボウ・こんにゃく・じゃこの炒め物です。明治生まれのお祖母さんは料理が得意で、和子さんの子ども時代、色々と工夫しておいしいものを作ってくださったそうです。

 

 「その頃まだ珍しかったカレーを近所でいち早く作ってくれた、ハイカラな祖母でした。天竺煎りはものすごく辛かったけどおいしかったです。おくどさんに煎り鍋を載せて、配給の小麦粉でお好み焼きに似た『のりやき』もよく焼いてくれました。中秋の名月には里芋ごはんとだんご、お彼岸にはお寺へ持って行くおはぎなども欠かしませんでした。昔の人は暦が頭の中にあったんだねぇ」。

 

 すぐ近くに漁港がある大島では、スーパーではなく漁協へバケツを持って行き、水揚げされたばかりの魚を入手することができます。

 

 「息子や娘が帰って来る時、何をしようかと聞いても、あるもんでええ言うんです。ここは魚がおいしいのでメインは刺身か塩焼きか煮つけ、付け合わせにきんぴらやひじきを出しておけば良いんです。きんぴらは大鍋にいっぱい作ります。孫も好きなようで、この間も朝昼晩と食べて帰り際に『持って帰っていい?』と言うのでお土産に持たせました」。

 

 

宮津市大島
馬場和子さん
昭和33年に岩滝町(現・与謝野町)から馬場家へ嫁ぐ。長年、丹後ちりめんの機織りに従事。食生活改善グループ「ひまわり」に所属し、小中学校で料理指導にあたる。趣味はちぎり絵・大正琴・短歌など。
 
馬場家の五色きんぴら

材料(8〜10人分)
ゴボウ150g、レンコン100g、ニンジン50g、こんにゃく50g、昆布10g、白いりごま大さじ1、赤唐辛子1〜2本

調味料 [だし汁1/2カップ、サラダ油大さじ1、酒・みりん・砂糖各大さじ1、しょうゆ大さじ2、塩少々]

作り方
【1】ゴボウは4cmの千切りにし、酢水でさらす。
【2】こんにゃくは湯煮して細切りに。
【3】レンコンは薄い4つ切りに、他の材料は千切りにする。
【4】【1】〜【3】をサラダ油で炒め、酒・みりん・砂糖・しょうゆ・塩の順に調味料を加え、水分が無くなるまで炒り煮をする。
【5】唐辛子は種を取り、細切りにして加える。辛さは好みで加減する。
【6】出来上がったら白ごまをふる。
ゴボウを酢水にさらす時間が長いと香りが抜けるので注意。
若い人向けには歯ごたえが残るよう、手早く炒める。
 
・サラダ油をごま油に変えれば中華風になる。
・昆布の代わりに、春ならタケノコなど旬のものを加えても良い。

 
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