| 2009.03 Vol.84 |
| 48 | 大根葉の常備菜 |
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母から娘へ伝えられた我が家になくてはならない料理をスローフードとして紹介します。
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そぼろや五目豆など作り置きのおかずがあれば、手早くバランスのよい食事を用意でき、何かと便利なもの。ご主人の半年にわたる入院中、病院へ毎日通う多忙な篤子さんを栄養面で支えたのも、普段から作っていたこの常備菜でした。
「大根葉の常備菜をごはんに混ぜておにぎりにし、病院へ向かう途中などに食べました。スーパーの大根は葉っぱがないことが多いので、葉付きのものをいただいた時に作っています。せっかく栄養があるのにもったいないですからね」と篤子さん。たくさん作って人にあげるのが好きで、惣菜店を開きたいと考えたこともあるそうです。
「年配の方も食べやすい惣菜の店をつくりたかったんです。食は一番大切なことですからね。食料が充分にはなかった戦後、調理師として生計を立てていた母は家でもいろいろと工夫して料理を作ってくれました。そんな姿に影響を受けたのかもしれません」。
角野家の常備菜には、周囲の人々への気づかいと知恵が凝縮されていました。
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