JA京都

2005.11 Vol.44

08 ここにはゆっくりと過ごせる
ぜいたくな時間があります。

 

 福知山市の最北部、大江町との境にそびえる天ヶ峰の麓。川のせせらぎだけが響き渡るこの地に民宿「天座の里 はせ」はある。そして知る人ぞ知る「一日一客」対応の穴場の宿を、自分たちのペースで営んでいるのが、長谷さん夫妻だ。

 

食事に出されるのは、邦子さんの「家庭で出来そうで、出来ない」をモットーに作られる家庭懐石。畑で取れる無農薬野菜を使った10種類近くの料理をコースで楽しむことができる。手前味噌ですがと前置きを入れながら「お客さんにも喜んでもらっているんですよ」とはにかみ気味に教えてくれた。

▲2人の人柄が作り出すゆったりとした和みの空間。リピーターが多いのも納得だ。

 家庭懐石はもちろん、長谷家の食卓も支えている野菜が栽培されている畑に案内してもらった。自宅前を流れる川を渡り、歩くこと数分の高台に広がる畑には白菜や大根といった旬野菜の他、落花生やこんにゃく芋といったちょっと珍しいものまで植えられていた。

 

昭さんは当初を振り返る。「ここへ来て最初に驚いたのが野菜や米が本当にうまいこと! スーパーのものと比べてこうも違うのかと感激しましたね。お客さんに食べてもらうならこんな野菜がいいなと思いました」。

 

 

 

 ちなみに宿の予約は2ヶ月半先まで埋まっているとのこと。四季の移ろいを常に感じることができ、その洗礼を受けることも“たまには”あるそうだが、2人はここでの暮らしを謳歌しているようだ。取材中、何度も見せてくれたその笑顔が何より物語っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

▲築130年の民家を改装した宿を囲むのは、山、山、山。「こっちへ来て視力が良くなったんですよ。運転免許の更新時に『眼鏡不要』って言われました(笑)」。
民宿・お食事処「天座の里 はせ」
■TEL.0773-36-0805 ※要予約
   


●福知山市天座
長谷 昭さん[61才]
30年間のサラリーマン生活を経て、山好きという理由から5年前に京都市内からIターン。妻の邦子さんと開く民宿は、今や人気の穴場宿。


▲季節ごとに内容が変わる付き出し。手前が赤ピーマンのしょうゆ漬けで奥はシソの実の佃煮。
 

プリンタ出力用画面


JA京都のおいしいお米
JA京都の組合員になりませんか?
京野菜
京やさい料理帖
たわわ朝霧
たわわパン工房