JA京都

2005.10 Vol.43

07 農業は、家族を一つに繋いでくれます。

 

 ガッチャン、ガッチャン、ガッチャン…。


  大江さんの自宅へ向かう途中、どこからか小気味良い音が響いてきた。ここ京丹後市網野町は丹後ちりめんの産地。織物業が盛んで、最盛期に比べその数は減ったものの、今でも通りを歩くと機音を聞くことができる。

 

 




 

 「全くの素人でした」と明かす良子さんが、夫、一正さんのUターンを機に農業を始めたのはちょうど10年前のこと。「初めの頃は、講習を受けても『マルチ? 何それ』っていう感じで。本を読んでも書いてある内容が理解できないんですよ! でもそれからは主人と一生懸命に勉強しましたよ。会話の内容も農業のことばかりで」。

 

 

▲規格外のトマトは自宅前で販売している。

  現在は主に琴引メロンとトマト、ユリを栽培しており、「規格外をどれだけ減らせるか」が当面の目標だそうだ。


  取材に伺った日、大学の夏休みを利用して帰省していた長男の陽介さんが一正さんと、自宅から歩くこと数分の国営開発農地島津第3団地に広がる畑でハウスの骨組み建てにいそしんでいた。「もう習慣なので子どもたちもすすんで手伝ってくれますよ。農業の一番良いところは家族が一つになれることでしょうか」。さらに良子さんは付け加える。「みんな向上心はある方かな? だからゼロからでもやって来れたのかも知れませんね」。

 

 今年から新たにトルコギキョウの栽培も始めた。「実際にやってみるとユリよりも手間がかかってしまって…。でもその分、やりがいはありますよ!」。


  就農10年という区切りを迎えた大江さんの、新たな挑戦はもう始まっている。

 

▲5年前からホームページを立ち上げ、収穫状況の紹介や、メールでの注文に対応している。
●大江農園HP/
http://www5.nkansai.ne.jp/shop/ooenouen/
   


●京丹後市網野町島津
大江 良子さん[47才]
良子さんは、農業以外ではパソコンで直売用のDMを作ったり、「料理好き」という趣味を生かして、規格外のトマトで自家製のトマトケチャップを作ることもある。


▲食卓には赤飯やおこわがよく上がる。「これが我が家のエネルギー源。おばあちゃんが年がら年中作ってくれるんです」。
 

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