JA京都

2005.08 Vol.41

05 「通勤時間」はありません

 

 世に働く大多数の人が毎日のように経験するメランコリーな時間、通勤時間。中には何時間もかけて仕事場へ赴く人だっている。
  

  がしかし、今回訪ねた白井さんのそれは数秒…、いや存在しないと言ったほうが適切だ。「勝手口を開ければハウスです。テレビを見ている時でも『みず菜の具合はどうかなぁ?』と少しでも気になったら、パジャマ姿のまま見に行けるわけです(笑)」。今年の2月から、自宅の敷地内に5棟のハウスを設け、みず菜栽培を始めた白井さん。みず菜の生長が早いこの時期に、家に居ながらその都度確認できるこの環境は理想的にちがいない。
 

母親・タネさんと妻・紀代美さん。「袋詰めや出荷は3人で分担してやっています」(甫幸さん)。

  かつての城下町の風情が残る園部町は、白井さんの言葉を借りると「ちょうどええ所」。京都市内への交通の便も良く、また美しい自然も多くある。南西部に広がる名勝地、るり渓もその一つだ。「子どもの頃にはよく遠足で行きました。いろんな滝や岩があってきれいですよ。園部は、住んでいるとなかなか気付きませんが、便利のええ所やと思います」。
  

  就農1年目の白井さんには、まだまだ試したい事や大きな夢がある。「土作りをしたくて腐葉土を探していたら、町内にええ所を発見してね。さっそくこの秋にでも行ってみようと思っているんです。みず菜の産地は京北や八木が中心ですが、『園部にもいいのがあるよ』って言ってもらえるようにがんばりたいですな!」。


家庭菜園で野菜を収穫。
朝採り野菜を味わえるのも田舎暮らしの利点の一つ。

 

 

●園部町木崎町
白井 甫幸さん[58才]
食品会社を早期退職し、今年の2月から念願だったみず菜栽培を始めた白井さん。現在はお母さんと奥さんの3人で作業をしている。


敷地内には立派な蔵が。
自家製のキュウリの調味漬け。「市販のものよりもおいし〜いの。酢が入っているのでふた月は持ちますんやわ」(タネさん)。

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