JA京都

2005.07 Vol.40

04 ここでは自然からいろんなものをもらえます。

芋室の入口。中はひんやりとして、室温は年中変わらないとのこと。

 吉田さんの暮らす新治地区に多いのが、種芋や根菜類を保管するほら穴、通称・芋室だ。山手を車で走っていると道沿いの所々で目にすることができる。吉田さん宅の裏にも、この「天然の冷蔵庫」があるのだが、入口が大きく、中は優に3畳はありそうな広さで、おまけに天井もかなり高い! それもそのはず、吉田さんの話によると、もともとは戦時中の防空壕で、それを現在は芋室として利用しているとのこと。

  吉田さん宅にはもう一つ、ならではのものがある。「生活水は井戸水を使っています。もう昔っからのことで、もの心ついた頃には手動ポンプでくみ上げていました。水自体もまろやかで、これからの季節はスイカやキュウリ、トマトを冷すんにも欠かせんねぇ。冷蔵庫みたいにキンキンにならんから味がよく分かるんです」。

 


  普段の暮らしの中に当たり前のように存在する冷蔵庫や水道水も、ここでは頭に「天然」がつく。これぞ田舎暮らしの醍醐味!と感嘆してしまった。

  暇さえあればみず菜のハウスに顔を出すという吉田さん。「ハウスに行けば何かしら忙しいもんです。年金もらいながらゆっくりするというのもありますが、動けるんなら仕事をせんことには。体の調子もその方が良いでしょう」。

  最後に、野菜作りの魅力について聞いてみた。「何と言っても自然を相手にできることでしょうな。都会みたいに何でも揃っているわけではないですが、その分、野菜一つ作るにしても手を掛ければ必ず応えてくれる。自然の恵みを常に受けることができるんです」。

 

 

 

●京丹後市峰山町新治
吉田 博之さん[69才]
定年退職後、専業農家として第二の人生を歩んでいる吉田さん。5年前には峰山朝市実行委員会を立ち上げ、現在は町内の荒山で、毎週土曜日の6時半から8時に、野菜や餅や漬物などの加工品を販売している。


家の前のお地蔵様。「水道工事で道路を掘り起こした時に、古い水道管に挟まっていたんです。今では地蔵盆の時にきれいに祭るんですよ」。


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