JA京都

2005.06 Vol.39

03 シイタケを作りながら、山里もきれいになってくれればうれしいです。

シイタケの収穫にいそしむ片山さん

 囲碁が趣味だという片山さんは、20年以上のキャリアを持ち、近所で定期的に開かれる囲碁クラブにも意欲的に顔を出す。「囲碁は、何回やっても同じにはならんさかいに、奥が深いですよ。実はシイタケを作り出したのも囲碁がきっかけなんですわ」。シイタケと囲碁、このまったく関係の無さそうな二つの言葉に「?」が頭の中に浮かびはしないだろうか。よくよく聞いてみるとこういうことだった。「囲碁クラブにはお医者さんやお坊さん、農業者といろんな人が集まるんです。それで退職を数年後に控えた頃に『何しようかなぁ』いう話になって、たまたま『シイタケのほだ木の菌打ちを手伝ってくれへんか』って誘われたんです。実際にやっていくうち自分でもやってみようかと思うようになって」。

囲碁が趣味の片山さん

 片山さんのほだ場は、自宅から車を走らせること約20分、大阪府との境に程近い山中にある。シイタケ栽培は力と根気のいる仕事だ。ほだ木となる原木を山から切り出してから、シイタケ菌を打ち込んでまん延させ、さらに場所を移動して、収穫できるまでには2年以上はかかってしまう。

 「余分な原木を切り出すことは、荒れた山里の整備にもなっているんですよ。一人の力なんて知れていて、1500本のほだ木を切ったらふぅふぅ言ってますわ。そのかわり、いったんシイタケが出だしたらそりゃ止まりませんよ! 次から次に出てきよるさかいに。だからこの時期、食卓には毎日のようにシイタケが上がるんです(笑)」。

 シイタケ栽培を通して、「山里の整備」ができればという目的もきっかけの一つにあったという片山さん。これも田舎でのすてきな暮らし方の一つだと思った。

奥さんの真樹子さんと自宅の前で。「結婚して35年になりました。年に1回は息子に会いに、2人で埼玉まで行くんですよ」(将美さん)。   平成11年にはシイタケの品評会で優秀賞を受賞した賞状。

 

 

●亀岡市下矢田町
片山 将美さん[68才]
タクシー会社を定年退職後、市内西別院町でシイタケ栽培を始めた片山さん。平成11年にはシイタケの品評会で優秀賞を受賞した。


家族の一員・愛犬のラムちゃん。都会ではそうそう飼えない大型犬も、ここではのびのびと飼うことができる。

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