JA京都

2006.02 Vol.47

11 田舎で暮らすメリットは、
自分で見いだすもの。

 

 年が明けて間もない1月初旬、昨年暮れからの全国規模の記録的な寒波により、訪れた美山町は雪景色一色だった。軒並み続く雪庇のできた民家を見るだけでも、今回の自然の猛威を実感してしまった。

 

 篠山さんが中学生からの夢だった「観光農園の経営」を実現させるために美山町へ移ってきたのは2年前のこと。「お客さんが自然や動物とふれあうことで、日頃のストレスが発散でき、『また明日からがんばろうか』とリフレッシュしてもらえるような農園が作れたらと思います」。現在取り組んでいる養鶏も、その準備段階の一つだそうだ。ちなみに飼育している京地どりは、平成2年に京都府の取り組みにより名古屋種と黄斑プリマスロック種、シャモをかけ合わせて作られた、低脂肪で引き締まった身肉が特長の鶏だ。篠山さんも「大きくなるにつれて『おいしそうやなぁ』って思えてきます(笑)」と冗談混じりに教えてくれた。

 

 なぜ美山町なのか?との問いには、意外ながらも、実に歯切れの良い答えが返ってきた。「どうしてもここで!というこだわりは無かったんですよ。先輩が勧めてくれたところがたまたま美山町だったんです。でも、田舎だからというマイナスのイメージは最初から頭に無かったですね。人とのふれあいや偶然発見する絶景なんかはここにしかないものです。田舎で暮らすメリットは探せばいくらでもあると思いますよ」。

 

 若干22才にして独立し、5年以内には農園の基盤を確立させたいと日々奮闘する篠山さん。5年後、もう一度ここを訪れてみたくなった。

 

 

▲すぐ近くには茅葺き民家で知られる北集落がある。

昨年5月に大学校時代の同級生・朋子さんと結婚。そして今年の7月には2人は父と母になる。

 

 


●南丹市美山町内久保
篠山 直也さん[22才]
岡山県立農業総合センター農業大学校を卒業後、2年前に養鶏研修のため美山町へ。昨年10月に独立し、現在はヒナ小屋2棟とハウス1棟で約1,300羽の京地どりを飼育している。



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