JA京都

2005.04 Vol.37

01 季節とうまいこと付き合いながら、やりたいようにやっています。

 「うちでは一人一軒やで」。一人一部屋の確保もままならない都会暮らしの人からすればまさに「!!」の衝撃発言。現在は一人息子さんがサッカー進学で四国の高校に在学中ということで、喜之さん夫婦と両親の4人暮らし。敷地内に4棟の住居を持つ芦田家では冒頭の言葉もあながち言い過ぎではなさそうだ。

  離れの2階にある喜之さんの書斎に案内してもらった。階段を上りきって目に飛び込んできたのは、なんとツバメの巣! 「4年前から運営しているHPにツバメの写真を載せたんですが、日本野鳥の会から『家の中に巣があるのは珍しいのでパンフレット掲載用に写真を提供してほしい』と連絡が入りました。どこで誰が見ていてくれるのか分からないもんですね」。

芦田さん開設HP「幸福の大根だより」
http://www.geocities.jp/kyotoyasai2000/

  世のお父さんの誰もがうらやむ自分だけの書斎には、もともと文学部出身というだけあって、本棚には多くの書籍が並び、他には優に数百枚はありそうなLP盤やエレキギターだって置いてある。喜之さんは「全部、昔のもんです」とはにかむが、その気になればいつだって再開できる環境と趣味の多さはなんともうらやましい。

農作業は主に奥さんの孝子さんとの共同作業。

  栽培する大カブを引き合いに出し、田舎暮らしならではのこんな話もしてくれた。「大カブは、間引き菜から走り・旬・名残、それから菜の花まで、11月から3月のシーズン中には全部食べられるんです。野菜の一生を食べるって感じです。旬だけが美味しいんじゃなくて、その時々の味が野菜の持つ一番のうまみやと思っていますから。もちろん出荷もしますが、そんな大カブで漬けた今年の自家用の千枚漬は、台風でひどいことやられたのに、特に美味しかったですねぇ」。

  過去の栽培記録、天気や気温のデータ管理にも一役買っているパソコンを使い、今後はネット販売も計画中とのこと。大カブから少量多品目栽培に移行する予定もあり、HPの運営を含め、喜之さんの多忙な日々はしばらく続きそうだ。

 

日吉町胡麻
芦田喜之さん(51才)
日吉町胡麻地区で主に聖護院カブ(通称・大カブ)を栽培する芦田さんは、この道20余年のベテラン農家。


大かぶの漬物
なんと家の中(しかも2階!)にツバメの巣が。写真は昨年6月撮影のもの。

プリンタ出力用画面


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