JA京都

2016.08 Vol.173
タマネギの産地再興に向けて


JA京都亀岡広域営農センター
畝に並ぶ掘り出されたタマネギ
 
 タマネギの産地として知られる亀岡市曽我部町では、現在進行中のほ場整備事業を契機に、同町農業振興協議会とJA京都亀岡広域営農センターが中心となって、近年生産量が減少しているタマネギの産地再興に向けて取り組みを始めました。
 

伝統あるタマネギ産地


 
曽我部町のタマネギは、旧農協時代から続く伝統の野菜です。淡路島に視察に出かけ、昭和30年代にはすでに作られていました。その後40年頃に選別機が導入され、54年には4〜5haで栽培されていたそうです。曽我部のタマネギは品質が良く、市場では「曽」のタマネギとして名が通っています。

「その後は生産者の高齢化、設備の老朽化などで徐々に生産量が減り、現在は1haを切っています」と亀岡広域営農センター指導販売係長兼営農経済渉外(TAC)の森正彦係長は話します。


収穫から出荷までの流れ



 
タマネギをひもで結んで吊り玉にする
タマネギの栽培は、9月に播種、11月に定植、冬を越して翌年6月から収穫します。長期保存をする場合は、直射日光が当たらず、なるべく温度のこもらない風通しの良い所で貯蔵します。同町の多くの農家では、畑の横などに専用の小屋を持ち、掘り出したタマネギを、その中に吊るして保存しています。

「吊り玉は、この時期の風物詩。出荷は7月からになります。しっかり乾燥させたタマネギは、うす皮の色つやも良くなり、貯蔵性もアップ。『やわらかくておいしい』と評判も上々です」と森係長は話します。

産地拡大に向けて



 
曽我部町農業振興協 議会の松本孝之会長
曽我部町では現在、ほ場整備事業が進行中です。曽我部町の区長、営農組合長らで組織する曽我部町農業振興協議会では、地域野菜の生産振興を考えています。会長の松本孝之さんは「伝統のタマネギと水稲との複合経営を推進する計画があり、今年2月13日には、初めての生産振興研修会を開きました」と話します。

研修会では、市場情勢報告が京都青果(株)より、タマネギの栽培並びに品種特性についてが(株)七宝より、病害虫対策についてが南丹農業改良普及センターより講演が行われました。

当日は52人が参加、関心の高さを示す結果となりました。JAと農業振興協議会では事業の進捗状況を見ながら今後も取り組みを進めて行きます。
2月に開いた生産振興研修会
JA京都亀岡広域営農センター
〒621-0023
亀岡市曽我部町寺西川1-1
TEL.0771-29-5723
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