JA京都

2017.04 Vol.181
 
農業法人で
若き担い手を雇用


和知支店生産課
 

自慢のライスセンターで。左から、波多野さん、谷口社長、片山さん。

 京丹波町安栖里の農業生産法人・株式会社みとけ(代表取締役・谷口勝己)では、農家の高齢化が進む中、若者を雇用し、農業を守ろうとしています。


  

平成24年に法人化


 

 京丹波町安栖里では35年ほど前、ほ場整備をきっかけに農作業協同組合を結成。農業を通じて地域の活性化を図ろうと、京みず菜や黒大豆の生産に力を入れてきました。また、稲作についても、田植え、稲刈り、乾燥・調製など作業受託を行ってきました。しかし10年ほど前から、農家の高齢化や担い手不足が問題化しました。
 
 「京みず菜を辞める人が増え、組合の作業も限られた人数で大変でした。このままでは安栖里の農業が守れない。これが法人化を考えるきっかけになりました」と株式会社みとけの谷口社長は言います。
 
 そして平成24年6月9日、農業生産法人・株式会社みとけが設立されました。

  

京みず菜の栽培やライスセンターの運営


 

 株式会社では、株主25人が京みず菜(ハウス12棟)、黒大豆(1ha)、水稲(14ha)の栽培、ライスセンターの運営、作業受託などの事業を行うことにしました。
 
 中でも、前身の組合から引き継いだライスセンターは色彩選別機を備え、農家が持ち込んだ米を乾燥・調製して、そのまま持ち帰ることができるため人気が高く、地域外からの作業受託も増加しました。そのため同社ではライスセンターを中心に設備投資を実施。毎年1台ずつ乾燥機を増やし現在9台が稼働。今年度はコンバインの購入や農機具倉庫の建設を予定しています。谷口社長は、「農繁期と農閑期との差が出ないよう、年間を通しての作業確保を考え、収入を安定させることが課題」と話します。

  

農業の魅力を伝える先駆者を養成


 

12棟のハウスで京みず菜を生産している

 株式会社みとけが、法人化をきっかけに取り組んできたのが若者の雇用です。設立の翌年に府立農業大学校から研究生として入り、昨年4月から正社員になった波多野考彰さん(24歳)と、同大学の後輩で昨年5月から研究生として採用された片山祥規さん(22歳)が働いています。まだまだ勉強中ということですが、京みず菜の栽培、ライスセンターの運営、オペレーターの作業など、大きな力になっています。

 

 「美山町出身で、近くでこのような仕事に就けて喜んでいます。しっかりと勉強して、将来は地元に帰って農業をしたい」と波多野さん。また、同社に田畑を預ける地元の片山さんは「まずは社員になれるよう頑張ります。自宅の畑で作ったものを少しでもJAに出せるようにしたい」と話します。

 
 「収入を増やし、生活を安定させることが一番。2人には、農業の魅力を伝えていく先駆者になってもらいたい。そのためにも、会社としては堅実経営を目指していきたい」と谷口社長。また、JA和支店生産課の中村久己職員は、「農業法人などがフルタイムで人を雇うことは珍しい。若い担い手を確保しながら、地域農業を守っていただきたい」と言います。

 

和知支店生産課
〒629-1121
船井郡京丹波町本庄コブケ10
TEL.0771-84-1244

 
 
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